むくみの解消にシャンピニオンエキスが注目されている理由

シャンピニオンとは、フランスで17世紀に栽培が始められたハラタケ科のキノコです。
フランス語ではキノコ全般を意味しますが、日本ではマッシュルームとして親しまれています。

シャンピニオンは、独特の香りや風味を持っており、さまざまな料理にも使われています。

キノコ類の中では、タンパク質やミネラル類の含有量が最も多く、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミンB群も多く含まれています。

マッシュルームの有用成分を、特殊な製法によって高度濃縮した天然由来成分を「シャンピニオンエキス」と呼びます。

成分を抽出したシャンピニオンエキスは、胃腸症状の改善や善玉ビフィズス菌の増加、腸内の異常発酵抑制により口腔内や呼気の臭い、体臭、便臭を減らす作用があり、さらに、慢性腎不全の進行を抑制するというデータが示され、注目を集めています。

シャンピニオンエキスに期待できる効果

シャンピニオンには、うまみ成分であるグアニル酸、グルタミン酸など各種アミノ酸、フラボノイド類、ヘミセルロースなどの多糖類、ビタミンやミネラルが存在します。

シャンピニオンは、腸内細菌叢において、善玉菌を増やし悪玉菌を減らす作用があります。

また、消臭効果のメカニズムとして、腸内および血液中のたんぱく質分解由来有害物質であるアンモニア、メルカプタン、インドール、硫化水素、アミン類などを中和したり捕捉したりする作用が考えられています。

これまでに報告されている効果として、抗酸化作用、抗アレルギー作用、痛風の改善作用、腸内細菌叢の改善による胃腸症状の軽減作用、免疫賦活作用、慢性腎不全の進行抑制作用などがあります。

腸内環境を整える効果

腸内環境は偏食やストレスによってバランスが崩れてしまいます。そのとき腸内では悪玉菌が増殖・発酵し悪臭のガスを発生させます。

このガスを腸の壁が吸収して不快な口臭や体臭を引き起こすのです。さらにバランスが崩れると便秘になりがちです。

シャンピニオンは善玉菌と悪玉菌のバランスをはじめ腸内環境を整えて、臭いのもととなる有害腐敗産物の生成を抑えます。このため口臭や便臭を消す効果が期待され、介護食などにも利用されています。

また腎臓の機能を強化して、腎不全の進行を抑える働きも期待されています。悪玉菌を減らし善玉菌を増やすことで、腸内環境のバランスを整え、便秘など腸内環境の悪化が原因のお悩みに役立つ効果があります。

高血圧を予防する効果

シャンピニオンに多く含まれる成分はカリウムです。カリウムとナトリウムは互いに拮抗して働いています。
ナトリウムは体に必要なミネラルですが、摂りすぎにより高血圧を引き起こす原因となります。

体内のカリウムは腎臓の働きで汗や尿として排出されます。カリウムが排出される際にも同じ量のナトリウムも排出されるため、バランスの良い食事をしていれば多少ナトリウムの摂取量が増えても摂りすぎにはなりません。

しかし、偏った食事をすることによりナトリウムの摂取量のみが過剰になってしまったり、アルコールの飲みすぎなどによりカリウムが不足してしまったりすると、高血圧を引き起こす危険性が高まります。

シャンピニオン(カリウム)を必要量摂ることによりナトリウムの排出を促し、高血圧になるリスクを軽減する効果があります。

むくみを解消する効果

人間の体内でカリウムは、カルシウムとリンに続いて多く存在し、細胞内液に多く存在しています。ナトリウムは、細胞の外側に大部分が存在し、ナトリウムとカリウムの濃度は一定のバランスで保たれています。

この一定のバランスを保つための「ナトリウムカリウムポンプ」といわれるものが、細胞膜に存在します。

ナトリウムの過剰な摂取、またはカリウムの不足などで、カリウムとナトリウムのバランスが調整できなくなると、細胞内のナトリウムの濃度を下げるために水分を取り入れます。

血管の細胞でこのようなことが起こると、血管壁が水分で膨れるため血圧が高くなり、顔では組織液やリンパ液が薄められむくみとなって現れます。このため、カリウムを摂取することによりむくみの解消につながるといえます。

シャンピニオンを摂取する際のポイント

シャンピニオンは食品のため、1日摂取量は特に決まっていません。
ただし過剰な摂取は控え、毎日少しずつ継続的に摂ることが大切です。

また腸内環境の悪化原因となる偏食はやめ、普段からバランスの良い食事を心がけることが大切です。
腸内環境を整えるため、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維を含んだ食品と一緒に摂ることもよいでしょう。

シャンピニオンエキスは消臭効果やむくみの改善効果に期待されている、注目の成分です。
立ち仕事やデスクワークなどで血流が悪くなっている体にとって、その働きが有効に作用してくれるでしょう。